ハウスメーカー選び その1 展示場巡り開始

移住編

移住に向けての土地探しは前回書いた通りですが、並行して、家を建てるハウスメーカーも探していました。

初めてハウスメーカーの展示場に行ったのは5年ほど前です。当時はまだ土地も具体的な移住時期も決まっておらず、漠然と「5、6年後に退職して移住したい」という程度の考えでした。

「今から展示場巡って家を見ておくと実際に建てる頃にはかなり詳しくなっているのではないか」との思いと、展示場に行っても「建てるのは5、6年先です」と言えば、しつこい営業も受けないだろうとの考えもありました。

<その日のうちに営業マン訪問>

が、その考えは甘く、最初に行った大手ハウスメーカーは、その日のうちに自宅に営業マンの訪問がありました。。。

住宅展示場は、移住先ではなくとりあえず今住んでいる横浜の展示場に行ってみました。大手住宅メーカーの展示場を訪問した帰りに買い物と食事をしてうちに戻ると、帰り道で向こうから何やら見覚えのある男性が、、、 「あれ、昼間合った××ハウスの人!!」と、さすがに当日だったのですぐ思い出しました。

「あ、taichou様、お会いできてよかった。本日はご訪問頂きありがとうございました。私、自宅がこちら方面なので昼間のお礼がてらご挨拶させて頂こうと思いまして」とのこと。住宅メーカー営業マン恐るべし。 「買うとしても5年後です」と予防線はっておいたのですが。。

当時住んでいた賃貸住宅は、駅から15分くらいかかる場所で、「ちょっと立ち寄る」という距離でもなかったのですが。。。

<ファイナンシャルプランナー斡旋>

また、別のハウスメーカーでは、「おいで頂いた特典として、ファイナンシャルプランナーの相談を無料でお受け頂けます」とのオファーが。「いやいや、まだ全然具体的になっていない状況なので。。。」と一度はお断りしましたが、「資金計画を立てておくのに早すぎることはありません。無料でファイナンシャルプランナーに相談できるなんてお得ですよ。この機会に是非」との申し出に押し切られて、受けてみることにしました。 住宅展示場の打ち合わせスペースで、1時間半程度の打ち合わせが確か4回だったと思います。ファイナンシャルプランナーの方に何時間も相談したら恐らく結構お金かかるので、これはお得と言えばお得だったのかも知れません。

ファイナンシャルプランナーとのセッションでは、貯金、収入、支出(食事代、家賃、駐車場代、保険料)を詳細に訊かれて専用ソフトに入力。 この先の毎年の資産残額を表にしてくれて、いくらくらいまでの家を買うことができるか、移住後どれくらいの収入を得れば生活に困らないか、などをシミュレーションしてもらいました。

4回の打ち合わせ後のまとめは、「taichouさん、十分な資金をお持ちです。5年後と言わず、今すぐ住宅購入されても大丈夫ですよ」との結論でした。

それはそれで嬉しい話ですが、これは言葉通りには受け取らないことにしました。

なぜならファイナンシャルプランナーとの打ち合わせは、毎回住宅メーカーの営業マン同席、費用は住宅メーカー持ちだったため、どう考えてもメーカーに都合の良い結論になることが予想されたからです。さらには、このメーカーの建てる家は見た目も性能もとても良いのですが、少しお高めで知られていたので「そんなに甘いはずはない」と思ったのです。

この5年後に別のメーカーさんに決めるのですが、あの時は良い勉強させて頂いたと思っています。メーカーさんありがとうございました。

とは言いながら、疑い深いtaichouは 3年ほど後に実は別のファイナンシャルプランナーに自腹で相談してみました。前述のメーカー提供の無料相談に比べて少し厳しい結果でしたが、「早期退職して家を買うことは十分に可能」「しかし完全引退ではなく移住後も何らかの仕事は継続すべき」ということでした。

2回目の相談を終えて振り返ってみると、1回目はやはり甘過ぎたという感じがします。退職金にかかる税金などがちゃんと考慮されていなかったり、、(忘れていたのか、意図的なのかはわかりません。) 2回目のファイナンシャルプランナーさんはシビアに考慮してシミュレーションしてくれました。

甘めの相談結果、厳しめの相談結果、2回体験して大体様子は掴めたので、これらを基に自分でエクセルを作り、以後はこのエクセル表を使って資産管理していくことにしました。

次回は、具体的に検討したハウスメーカーについて書いてみたいと思います。