パナソニックホームズとの契約

移住編

住宅メーカーをパナソニックホームズに決め、いよいよ契約することになりました。 私たちは横浜在住、契約をするパナソニックホームズの営業所は移住先の地方。 なので、行く回数をなるべく減らすため、契約調印と第一回目打ち合わせをセットで行うことにしました。

一泊二日で、一日目「重要事項説明、契約、打ち合わせ開始」、二日目「設計士さんを交えての打ち合わせ」となりました。

今回は契約について書いてみます。

<契約書作成申込書>

という訳で、『なるべく効率よく打ち合わせをしましょう』ということになったのですが、契約書調印に先立ち、「契約書作成申込書」というものに署名してパナソニックホームズに送りました。この書類について紹介します。

これはA3一枚の紙ですが、「工事請負契約の契約書の作成を申し込みます」と書かれた下に、「住所、名前、電話、年収、勤務先、家族」等を記載する欄があります。

さらには、簡単ですが工事内容(建築場所、延床面積、建築工期)、請負金額、支払い期日なども記されています。 支払い期日は、私たちの場合にはおおよそ以下のようになっていました。(パーセントで書きましたが、実は金額で示されていて、きっちりとしたパーセンテージ換算ではありません。)

・契約時: 約20%

・着工時: 約25%

・シェルター工事(いわゆる上棟)時:約30%

・完成引渡時: 残り

この支払いタイミングは他の住宅メーカーも大体同じようなものとなっているようです。

そして、この書類には以下の項目を申し込むかどうかの意思表示も記入することになっていました。

・「住宅性能表示制度」の利用

・「長期優良住宅認定制度」の利用

・パナソニックホームズが提供する「住宅履歴情報サービス」の利用

「住宅性能表示制度」「長期優良住宅認定制度」は『手間とコストがかかる割にメリットは小さい』との意見をネット上で見たことがあったので、これらのメリットについて私たちの担当をして下さっているパナソニックホームズのTさんに尋ねてみました。

Tさんの答えは以下のようなものでした。

住宅性能表示制度のメリット についてのTさんの答え : 今回の住宅は耐震等級3(最高等級)ですが、地震保険の30%割引が適用できる他、工事中に第三者機関による現場審査も受けられるため今回のような遠隔地での工事においてもご安心かと思います。住宅の性能を証明するものですので、将来的な売却時などにも有効ですので、近年は制度利用がスタンダードです。

長期優良住宅制度のメリット についてのTさんの答え : 一番大きなメリットとしては、固定資産税減税期間が一般住宅3年に対して5年に延長となる点です。当初5年間は固定資産税が半額に減免されます。また登記においての登録免許税も割引があります。 住宅性能表示制度と同じく、近年はスタンダードとなっております。

「うん、いいじゃないか」ということで、いずれも「利用する」にチェックを入れました。

続いてパナソニックホームズ独自の「住宅履歴情報サービス」ですが、これについては「お住まいのメンテナンス、点検結果など当社で情報管理を行うもので、費用は一切かかりません」とのこと。 「さすが大手。いいサービスじゃないか」ということで、これも「利用する」にチェック。

このような書類にサインしたものを事前に提出し、契約へと進みました。

<契約>

契約は正式には『工事請負契約』というそうです。契約書は厚い冊子になっており、建築場所の地図、床面積、これまでの打ち合わせで作り込んできた間取り、その間取りのための細かい仕様、使う部材、各部材の価格、保証について、そして工事価格、、などが記されています。

taichouは家を建てるのは初めてです。なので今回初めて知ったのですが、工事請負契約とは「設計図、仕様にもとづいて工事を請け負う契約」なので、契約後に設計図や仕様の大きな変更はできません。契約に至るまでに十分な打ち合わせを重ねて納得できる間取りを設計図にしておく必要があります。 (←当たり前のことですが、これ大事)

一方で小さな変更は可能です。どこまでが「小さい」のかは難しいのでしょうが、うちの場合、窓の変更(なかった場所に窓を付けたり、掃出し窓を腰高窓に変更したり)および屋根の形状の変更は実施してもらいました。契約書には床面積も記されていますので、家の構造が変わるような変更は当然不可だと思います。

そして、これから家を建てる人が知っておいた方がよいこと、それは『契約後の変更で発生する費用には割引がない』ということです。住宅はメーカーにもよりますが、契約を取るために割引を提示してきます。パナソニックホームズもtaichouに割引やオプションサービスを提示してくれました。また、taichouの勤めている会社はパナソニックホームズと企業提携があったため、本体価格を少し下げてくれました。(割引率は大したことはなくても元の額が大きいので、それなりの額になります。)

しかし契約成立後に、「これも付けたい。ここをこう変えたい」と依頼して費用が発生した部分についてはこのような割引は適用されません。うちも、十分に考えて決めたはずの間取りと仕様ですが、多少の後付け、変更等はありました。 これらによるコストアップには割引はありません。 ですので、「後で追加依頼するかも」と思う場合には、契約前にすべて盛り込んでおくことをお勧めします。

契約するとこんな大きなファイルを渡されます

分厚い契約書に何か所もハンコを押し、契約書を取り交わしました。 いよいよ家づくりが始まります。

契約に引き続き、そのまま第一回目の打ち合わせに入りました。その中身は次に書いてみます。