野良猫を保護して家族になってもらうことにしました その3

うちの中でリラックスしているねこたろう 保護猫
リラックスして眠るねこたろう

ねこたろうケージの外へ

とても人懐っこい野良猫だったねこたろうですが、しかも時間をかけて十分に仲良くなってから保護したはずなのですが、保護してケージに入れてみると『出せ!出せ!』と叫んで暴れます。ケージで慣らしてからケージの外へ、、と考えていましたが、昼も夜も叫び続けるので、3日目、とうとうケージから出して室内に放してみることにしました。

ケージから出たくて暴れるねこたろう

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ケージの扉をあけ放つと、恐る恐る出てきて部屋の中を見渡します。緊張気味にうろうろと歩き回るのですが、やはり家の外が気になるようです。 ねこたろうを刺激しないように外が見える窓のカーテンはすべて閉めてあったのですが、どちらが外かをはっきり認識していてそちらに向かってニャーニャーと鳴きます。

窓の外が気になる

しかしながら、叫び続ける訳ではなく、おとなしく座ったり、寝そべったりすることもあります。

寝そべるねこたろう

ここでもねこたろうの人の好さ(猫の良さ?)に気づきました。外に出たくて荒らぶっているときも、決してソファーや壁紙に爪を立てないのです。 外を見たくてカーテンを引っかいてしまったことはありますが。。。

家の中で爪を立てたり大事なものを倒したりということをしないとわかり、ケージの外で過ごす時間をなるべく長くすることにしました。

おとなしく寝ることもありましたが、、
ケージの中の段ボールはボロボロ

初めてのシャワー

なるべくケージの外で過ごしてもらうようにしようと決めましたが、そのためにもまずシャワーを浴びてもらう必要があります。外にいた頃は土の上で寝たり、草むらでカエルを狩ったりしていたので。。。

洗い桶にネコ用シャンプーを溶かし、ネコタロウに浸かってもらい、背中、しっぽ、手足を洗っていきます。当然嫌がって暴れるのですが、このときも一生懸命逃げようとするのみで、噛みついたり引っかいたりはしません。 『ねこたろう、いい子だなあ。ごめんね、もうすぐ終わるから』と声をかけながら洗います。頭と顔に水をかけられるのは嫌だろうなあと、さすがにやめておきました。

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ドライヤーで乾かすことができればよかったのですが、ドライヤーの音の怖がり方が尋常ではなかったので、諦めてひたすらバスタオルで水分をふき取ります。

初めてのシャワー後

これでフカフカの美ネコになりました。もともと可愛い猫でしたが(^-^;

余談ですが掃除機の音は平気です。掃除機の音は気にはなるけど別に逃げないのですが、ドライヤーの音はとても嫌なようで、逃げていきます。同じような騒音に聞こえますが、周波数の違いか猫にとっては大きな差があるようです。

ねこたろう膝の上に

ケージに入れられるのがとても嫌で泣き叫ぶため、目の届くときはなるべくケージの外に出し、出かけるとき、寝るときはケージに入ってもらうという生活になりました。

ケージの中で鳴き疲れて静かに寝るときもありましたが、基本『出せ、出せ』と叫び続けます。何日かするとケージにも慣れてくれるか、との期待もありましたが、結果としては最後までケージはダメでした。

ずっとケージ内で過ごしてもらうこと3日間、就寝中・留守中だけケージに入ってもらうという状態5日間。ケージの外にいる時間は外に向かって鳴くこともありますが、なるべく話しかけたり撫でたりしながら過ごしました。

外が恋しい

そんなある日、床に寝そべるねこたろうを撫でているとむくっと起き上がってこちらに向かって突進してきます。『なんだなんだ』と思っていたら、なんと膝の上に上がってくるではないですか。

膝の上で毛づくろいして、その後丸くなって寝息を立て始めました。

ノラさんのはずなのにスリスリしてくる可愛さにやられて保護を決意したのですが、膝の上での寝息にもやられてしまいました。。。

膝の上で毛づくろい
膝の上で寝息

その後も時々膝の上に乗るようになったのですが、『外出たい』症状がおさまったわけではありません。窓の外に向かってニャーニャーと叫んだり、カーテンを引っかいたり、、、または膝の上で甘えたりという状況でした。

ねこたろう去勢手術

保護する際に保健所からは、『去勢して室内飼いで』とのアドバイスを受けていましたので、保護から10日ほど経ったとき、動物病院に連れて行って去勢手術を受けさせました。

保護したその日に血液検査や結膜炎の治療をして頂いた獣医さんです。午前中に連れて行って、夕方迎えに行きます。車で10分ほどの距離ですが、ねこたろうを預けた帰りは心の中でずっと『ねこたろう、ごめんな』と思いながら運転していました。

手術後は麻酔でおとなしいかと想像していたのですが、うちに帰った直後から食欲旺盛で元気でした。エリザベスカラーなどつけるのかと思っていたら、先生は『なめさせておけばいいですよ。数日で傷はふさがります』とのこと。そんなわけで去勢手術後も前日とまったく様子変わりませんでした。

そして撫でているとこの日も膝の上に乗って甘えます。嫌な思いをさせたその日に甘えられて、『ねこたろうは本当に性格のいい猫だなあ』と改めて思いました。

『去勢手術をすると性格がおとなしくなる』と聞いていたのですが、『外に出たい、ギャーギャー、ニャーニャー』は簡単にはおさまりませんでした。 一日の中で、静かに寝ているとき、膝の上で甘えるとき、家の外に出たくて騒ぐとき、、などがあり、外に出たいときは本当に大きな声で鳴きます。

これを書いている時点で手術から10日程度経ちますが、『外に出せ~』の鳴き声が、手術前よりは少しおとなしくなってきたように感じます。

去勢後の生活

去勢後はケージには入れず、うちのなかで自由にさせることにしました。完全にどこにでも、という訳ではなく、ダイニングとリビング限定ですが。。。

保護直後から食欲は旺盛で、ケージに入れられて怒っているときもカリカリはがつがつと食べていましたが、それは去勢手術後ケージ外で自由に過ごすようになっても変わりません。餌の袋の音がガサゴソとなるとどこにいても飛んできます。 お皿に餌を出すまで待ちきれず、お皿に頭を突っ込んで待っています。 餌ではない紙やビニールの音、レジ袋の擦れる音にも反応して飛んできます。

『ご飯クレクレ攻撃』がかなり激しく、『ちょっと与えすぎか、、』と思いながらもカリカリをあげていたら、最初に会った時よりはかなりふっくらしてきたように感じます。

膝でくつろぐふっくらねこたろう

去勢によって外に向かってニャーニャー鳴くことは少し減った気がします。まだ完全にやらなくなったわけではありませんが。去勢後に大きく変わったことは、おしっこの匂いが臭くなくなったことです。もちろん臭いはあるのですが、最初の頃ほどではありません。

これから、家の中で自由に動ける範囲をもっと拡大して、いずれはベッドで一緒に寝れるようになれば、、と思っています。

また、ねこたろうについて書いていこうと思います。

youtube 動画もアップしました。 よろしければご覧ください。