地方移住に向けての土地探し

移住編

1.はじめに

 

初めまして。taichou(隊長)といいます。もちろんニックネームです(^-^;

 

現在、某大手企業でサラリーマンをしています。少し早めに退職して地方に移住しようと計画中です。 地方移住をしようと決めた私たちが、どのように土地を探したかをご紹介します。

 

移住先候補地のおおよその地域を絞り、2年ほど前から土地探しを始めました。 全く知らない土地への移住という訳ではなく、ヨメtaichouの出身地の近辺を候補としました。

 

当初「地方なので土地はいくらでもあるだろう。」と高をくくっていましたが、実際に探し始めてみると、希望に合う土地はなかなか出てきませんでした。

 

条件は

 

①平屋の家を建てて、少しの畑ができるくらいの広さが欲しい。

 

②車生活になるので、駅に近くなくてもよい。が、たまに電車で都会に行くことがあるかも知れないので、そんな時に駅からのタクシー代が高くなりすぎないよう、駅から3~4km以内なら嬉しい。

 

③古くからの人ばかりで移住者に厳しい地域は困る。

 

この条件で探し始めたのですが、予算内の土地がなかなか見つけられませんでした。

 

2.土地の探し方

 

私の場合探し方は、

 

1.住宅メーカーに協力依頼

 

2.土地検索サイト利用 

 

3.地元不動産屋さんに依頼 

 

の3つでした。

 

これらについての経験をご紹介していきたいと思います。

 

 

 

2.1. 住宅メーカーに土地探し依頼

 

いくつかの住宅メーカーに地域と条件を伝えて土地探しを依頼しましたが、メーカーによって対応は大きく異なりました。 ①次々と土地を探してきて連絡をくれるメーカー、 ②「協力します」と言いながら特に探してくれなかったメーカー、 ③土地が出るとその情報がネットにアップされメールが来るというシステムのメーカーなどがありました。

 

これらの違いはメーカーというよりも担当営業マンによるのかも知れません。

 

③のネットに情報がアップされるシステムの場合は、後述する土地検索サイト利用と同じで、特に住宅メーカーに依頼したメリットはないと感じました。 当初第一候補と考えていた「エアコン一台で家全体が暖かい高気密・高断熱住宅を建てる」と、評判の地域密着のハウスメーカーがこれでした。

 

営業マンには「家を建てる気満々なんです」という意気込みを示して土地探しを依頼したにも関わらず、自動配信メールのみだったので、このメーカーは早々に候補から外れました。すでに土地を持っている地元の人からの受注だけでもう十分だったのでしょうか。。。

 

 

 

 

2.2. 土地検索サイト

 

「土地検索サイト」で検索すると、たくさん出てきます。「〇〇(希望地域)_土地」で検索して、希望地域に強そうなサイトで土地を探しました。検索サイトで良い土地を見つける人もいるのでしょうが、結論として私の場合は検索サイト利用はうまくいきませんでした。

 

地図と写真だけでは判断難しく、もちろんグーグルのストリートビューでも確認するのですが、やはり現地に行ってみないとわかりません。「写真では良さげだっけど、現地を見るとイマイチ」 「安くてお得と思ったものの、安いなりの理由あり」ということが続きました。

 

そんな時に地元の不動産屋さんにこんな話を聞きました。「検索サイトに出てくる土地は売れ残り」とのこと。 ネットに出てくる新鮮な物件から一生懸命探していたので、「売れ残り」とはどういうこと? と思いましたが、以下のような話でした。

 

土地を売りたい人がいると、良い土地はその情報を聞きつけた親戚、知人が買ってしまう(売る方も良い土地は見ず知らずの人よりも親戚に売りたい)。仮に良い土地が不動産業者に持ち込まれても、不動産業者はまずお得意様である住宅メーカーに声をかける、そうして売れなかった土地がネットに載るとのこと。

 

あくまで聞いた話です。実際には検索サイトで見つけて「いい土地だ。買ってもいいかも」と思ったケースもありました。人によっては良い出会いがある場合もあると思います。

 

 

 

 

2.3. 地元不動産屋さん

 

地域に密着した不動産屋さんは、未公開の土地情報を持っている場合も多いです。逆に「この地域ではしばらく出そうにないから他を探した方が。。」といった情報が得られるかも知れません。私の場合はとある不動産屋さんを訪問して情報提供を依頼したところ、何度か未公開物件情報をもらうことができました。 

 

残念ながら広さや価格の面で希望と一致しなかったために見送りましたが、「一週間後くらいにネットに出ちゃうけど、今はまだ知られてないよ」という土地情報も教えてもらいました。

 

 

2.4. 自治体を利用

 

自治体によっては移住希望者向けにイベントやセミナー、物件紹介を行っている場合もあるようです。「移住促進課」のような部署を設置している自治体もありますので、移住希望先の自治体に問い合わせしてみても良いかも知れません。

 

自治体主催のこんなイベントもあるようです

 

また、これは私は使いませんでしたが、自治体が競売・公売物件を公表しているケースもあるようです。うまくいけば格安物件に巡り合えるかも、、という話を聞いたこともあります。

 

3.結局選んだのは、、、

 

さて、1.~3.で土地探しを行ってきましたが、私が決めた土地は結局1.~3.いずれでもなく、「親戚情報」でした。遠い親戚が所有していた農地を買い取って住宅地に転用することにしました。農地転用とか農転とか言うらしいです。

 

この土地は場所、広さや景色は気に入ったのですが、上下水道、電気などがまったく来ていない割に価格が少し相場より高い気がして、候補には挙がっていましたが決断しきれずにいました。しかしながら2年近く探してよい土地に巡り合うことができず、これを買うことに決めました。

 

「なんだ結局コネで見つけたのか」と思われるかも知れませんが、これ以外にもその地域近くに住んでいる友人、知人に声をかけて「土地情報があれば教えて」という種まきはしていました。

 

実際に知り合いが売りたがっている土地情報を教えてくれたり、近所の地主さんに訊いてくれたりした知人もいましたので、1.~3.以外にもネットワーク作りは大切だと思います。

 

この土地買おうと思います

 

 

 

土地が決まり次はここに家を建ててもらう住宅メーカーですが、すでに決めていて先日契約を結びました。この経緯につきましては別途記載します。 また農地転用は現在まだ申請中ですが、この辺りも後日正式に転用許可がおりたら書いてみます。