ハウスメーカー選び その3 パナソニックホームズとの出会い

移住編

地方移住する際に建てる家をどのハウスメーカーに依頼するか検討中でしたが、最終的にパナソニックホームズに決定しました。 同社は2年前2018年に、パナホームからパナソニックホームズに社名変更したそうです。 今でも「パナホーム」と呼ぶ人が多いようです。

<パナソニックホームズとの出会い>

横浜で住宅展示場を巡りながら、移住先の土地探しを続けていました。遠い親戚が所有する、候補の土地があったのですが、ガスも水道も来ていない土地にしては少し高いのではないかと考え、より良い土地を求めて探し続けていました。

そんな折に、ネットの土地情報で、立地、広さ、価格が希望に近い土地を見つけました。これが建築条件付き物件でパナソニックホームズの土地でした。当然ながらこの土地が欲しければパナソニックホームズで建てることになります。

その地方の別のメーカーさんに聞いた話では、「パナさんはこの辺の土地に強い」とのことでしたので、土地情報のネットワークを持っていて一般に出回る前の土地を抑えて、分譲地に開発するということが得意なのかも知れません。

これまでいくつかの住宅メーカーを見てきましたが、パナソニックホームズはまったく候補に挙がっていませんでした。候補にない住宅メーカーでしたが、「土地は気になる」ということで、現地を見に行くことにしました。 ネットの土地情報に記載されていたパナソニックホームズの営業所に連絡を取り、日時を決定して現地を訪ねました。

待っていてくれたのは、パナソニックホームズの営業マンTさん。実直そうな印象です。この後Tさんとは長いお付き合いをすることになります。

現地はパナソニックホームズが開発した分譲地で、10棟ぶんほどの土地にモデルハウス1件(のちに建売住宅として販売するそうです)と、さらに建築済みで既に人が住んでいらっしゃる家が数軒ありました。モデルハウスと候補の土地を見て正直な感想は、「う~ん、悪くはないけど。。。」という感じでした。

まずまずの広さの土地に平屋の住宅を建てて、まだ少し余裕がある。でもうまく言えないけど、すぐ飛びつく気も起らない。。

その日はTさんに私たちの希望の間取りを伝えて帰りました。後日パナソニックから提案書をもらえるとのことでした。

パナソニックホームズのモデルハウス

<パナソニックホームズ見学バスツアー参加>

パナソニックホームズのモデルハウスと土地を見た約1か月後、私たちはパナソニックホームズの見学会バスツアーに参加しました。建築中の家、完成後引き渡し前の家、完成して既に住人の方が生活している家を見ることができるとのことで、参加してみました。

バスツアーちらし

大きなバスで十組くらい参加者がいましたが、営業のTさんはツアーの間ほぼ私たちに付きっきりで説明してくれました。

完成した家やモデルハウスを見る機会はあっても、建築中の現場に入って見学できる機会はそう多くありません。なるほど、こんな風になっているのか、、とtaichouは感心しきりでした。 現場の責任者の方にも話を聞くことができたので、いくつか質問もしてみました。 私は建築の専門家ではありませんが、建材に関連する材料の開発に携わったことがあったので、その時の知識などを動員しながら知ったかぶりで質問をぶつけました。 面倒くさいイヤな客だったかも知れませんが、なかなかよい勉強になりました。

そして昼食をはさんで、完成後のお宅見学でtaichouは魅惑的なものを見てしまいます。『薪ストーブ』です。 以前に『田舎暮らしで薪ストーブのある家』が理想だなあと思っていたのですが、当時一条工務店が候補だったこともあり(一条工務店は全館床暖房が標準です)、薪ストーブは諦めていました。 『薪ストーブはお金も労力もかかる贅沢品だ』と思い込もうとしていたのですが、『やはり薪ストーブは魅力的だ』との思いが復活します。

<そして、例の土地についての打ち合わせ>

バスツアーの後、営業Tさんと打ち合わせ時間が設けられていました。やはり見学しただけで帰してくれる訳ではありません。 前回見学した土地に、パナソニック提案の間取り、その見積もり等が示されました。 提示された内容は、かなりの値引きで土地込みで予算内、蓄電池等色んなオプションサービス付き。 なかなかの好条件です。 

しかしながら、結論としては私たちはその日は決めきれずに見送りました。悪い土地ではないし、コスト面でもいい提示をしてもらったのですが、「何かが違う」との思いが拭いきれませんでした。「何か」とは、、分譲地で似たような住宅が並ぶ一画、『ここに住むのではtaichouが思い描いていた地方移住のイメージとは違う』との思いです。

Tさんには「もうしばらく土地探しを続けたい」「住宅メーカーも他社さんとも比較したい」と正直に伝えました。 (この時はまだ一条工務店が第一候補、パナソニックはダークホースだったのです。)

そんな訳で、もうしばらく土地探し、住宅メーカー選びを続けることになりました。