<第一回打合せ>
地方移住に向けて、土地と住宅メーカーを決めました。ここからはそこに住宅を建築していくお話です。
これまでパナソニックホームズの営業マンTさんと何度もメール、手紙をやり取りして間取りを煮詰めてきましたし、契約書にも盛り込まれています。 しかしながら、家を建てるにあたっては間取りだけではなく、決めることは山のようにあります。
契約後、第一回目の打ち合わせは、営業マンTさんだけでなく設計担当の方も同席して、以下のようなことを決めました。(山のようにある事項のほんの一部です。)
・屋根材と色
・外壁の色
・床材と色
・巾木(はばき)の色 (床と壁の間のあの数cmの木です)
・ドアの種類(玄関ドアと屋内のドア)、鍵の種類
・各クローゼットの棚の形状
今まで人様の家の屋根や壁の色をそれほど注意して見たことがなかったのですが、『こんなに種類があるのかあ、、』という感じです。
パナソニックホームズの外壁といえばあの光触媒を使った『キラテック』。これはタイルの中の酸化チタンが触媒となって太陽光と雨水で壁に付着した汚れ(有機物)を分解するというものです。この「セルフクリーニング効果」によって外壁が汚れにくいとのことです。
後にお風呂選びの時にパナソニックから強く勧められた『酸素美泡湯』は何となく効果が納得できずに採用しませんでしたが、キラテックの光触媒は納得。 色を決めるだけでした。
屋根、壁、床すべてそうですが、色を決める際には写真またはサンプルを見ながら決めることになります。実際のサンプルを見てもサイズが小さいため、大面積になった時の様子を想像する必要があります。
今回サンプルを見せてもらいながら選びましたが、実際のサイズになった時、「家の外観を外から眺めた時、変な色ではないか」、「床の色は本当に私たちがイメージしたものなのか」ということが気になります。こればかりは家ができてみないとわかりません。
巾木の色まで選ぶのですが、この段階ではまだ壁紙の色や模様は決まっていなかったので、先に巾木の色だけを決めるのは少し難しかったです。壁や床と合うのか、ちょっと不安なような楽しみなような。(壁紙を選んだ後の変更も聞いてもらえるとは思いますが。。)
ちなみに、床材は何となく「無垢材がいいなあ」と思っていたのですが、無垢は価格が高いのと、「反ったり割れたりすることもある」とのネット記載も見つけたので、一枚物の無垢フローリングはやめて複合フローリング(合板に表面だけ無垢が貼られたもの)を選びました。
次にクローゼットの中の棚。 今回収納を多めに何か所か作ってもらうつもりですが、そのすべてについて、棚の種類、高さ(可変のものもあり)、洋服ハンガーの有無などを決めていきます。
決めることが多過ぎて打ち合わせの後半になると前半に決めたことを忘れて、「あれ、あそこは何色を選んだっけな? あのクローゼットの棚はどんな形にしたっけ?」となる始末。 もちろん決めたことは後日パナソニックホームズから書面で送られて来るのですが。。
さらに、ヨメtaichouのこだわりで、家の中の引き戸はすべて上吊り引き戸にしてもらいました。上吊りにするとレールや溝をなくすことができ、ほこりが溜まらず、掃除が楽だそうです。
このようにして、たくさんのことを決めたような気がするのですが、決まっていないこともまだまだあります。
・お風呂(シャワーヘッド、タオル掛けなども)
・トイレ
・キッチン(種類、高さ、色、カップボードも)
・壁紙
・天井
・照明
・コンセント
お風呂、トイレについては、後日ショウルームで決めることになります。壁紙、天井はサンプルを送ってもらって決めます。
<薪ストーブの設置について>
そして私たちの希望は「平屋で薪ストーブ設置」です。薪ストーブについてはほぼ機種も決まり、設置工事をお願いする業者さんも決めていました。この打ち合わせの翌日、薪ストーブ屋さんを訪ねるのですが、そのお話はまた別途。
薪ストーブ以外にtaichouはウッドデッキが欲しくて、これもパナソニックホームズに依頼しました。しかしこれはメンテナンスが楽なタイルデッキとすることで落ち着きました。 ウッドデッキは木の種類にもよりますが、メンテナンスが大変で寿命もあるそうです。
タイルデッキの上に軒が出ているのですが、この軒の長さを当初の設計よりも長くしてもらうことにしました。もともと壁から約80cmの予定だった軒を170cmにしてもらったのですが、、これが意外なところに影響を及ぼすことになります。
軒が長いと多少の雨でもデッキに出ることができる、洗濯物も干しやすいと考えて、軽い気持ちで軒の延長を依頼したのですが、、軒を長くするには屋根の強度の計算をやり直すとのこと。
そして思いもよらない連絡が。。 数日後、薪ストーブ屋さんからメールがあり、『家の設計変更があったようなので、煙突の形状を見直す』というものです。 薪ストーブの煙突は汚れが溜まったりしないようになるべく真っすぐであることが好ましいらしいのですが、今回『煙突を少し曲げる必要が生じた』とのこと。 「煙突の形を変えなくてはならないような設計変更を頼んだつもりはないんだが。。」と思ってパナソニックホームズとストーブ屋さんに話を聞いてみたところ次のようなことがわかりました。
もともと、煙突は真っすぐ立てて取り付ける予定だった。ところがtaichouが軒の延長を頼んだため、屋根の頂点の位置がずれた。 (ただ軒を伸ばすのではなく、屋根全体のバランスを考えて頂点の位置も変わるそうです。言われてみれば、「なるほど」ですが。。。) 屋根の頂点が煙突が出るはずだった場所に来てしまうので、煙突を曲げなくてはならない。。。とのこと。
う~ん、軒を伸ばすことでそんなところに影響がでるとは。。
パナソニックホームズの設計さん、薪ストーブ屋さんには手間をかけてしまいましたが、やはり軒は延長したく、屋根と煙突の設計変更を依頼することにしました。
この次の打ち合わせは、パナソニックのショウルームです。 では、また次回。